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事故後のリハビリ

事故後のリハビリ

こんにちは。児玉郡神川町のOKA接骨院です。

今回はむちうち損傷の種類と、その治療方法について解説していきます。

事故後のリハビリはむちうちのタイプによっても違います。

場合によっては真逆の効果を生むことにもなりますので、今回はそれをお伝えします。

むちうち損傷の種類と、その治療方法

①頚椎捻挫型

交通事故により、首に軽い違和感がみられるタイプです。

近所の整形外科で「骨に異常なし」というように診断されることが多いです。

首の筋肉が引き延ばされ、部分的に傷んでしまった状態と考えられます。

大部分のむちうち損傷はこちらのタイプですね。

事故当日にはそこまででもないですが、事故の翌日になって首の張りや痛みが強く出現します。

手足にしびれはないですが、首を動かすと痛いのと、肩こりを少しるようになります。

リハビリをしっかり行い、痛みの軽減を促します。

適切なリハビリに通うことで、後遺症を残すことはありません。

神経は痛めていないことが多いので、数日の安静の後、なるべく元の生活に戻ることをお勧めします。

②神経根型

交通事故の後、首の痛みに加え、背中や手にしびれが出るタイプです。

手の神経は首から出ているので、首を動かすことによってしびれは強く出ます。

仕事や家事をしていると、手に鈍い感じやしびれがあり、日常生活でも症状が気になります。

このタイプは同じしびれでも、足がしびれるということはありません。

リハビリにおいて、しびれが長く続く場合には、事故によるヘルニアの合併症が無いか、MRIで確認をすることがあります。

リハビリでの注意点として、運動療法はしびれが強くならないように、状態を見ながら慎重に行います。

③脊髄症型

交通事故の後、手だけでなく、足にもしびれや動かしにくさが出現するタイプです。

歩いたり、階段の上り下りも困難になります。

リハビリに関しては、首の安静保持が必要なタイプです。

病院でのMRIの検査が必要で、こちらのタイプはあまり接骨院ではお見掛けしません。

医師のアドバイスを受けながら、慎重にリハビリを行う必要があります。

④バレ・リュー症候群型

交通事故後、首の痛みに加え

  • ・めまい

  • ・頭痛

  • ・吐き気

などの「自律神経」症状を同時に発症させたタイプです。

フランスの神経学者、J.A.Barre氏によって発見されました。

リハビリとしては、まず過度の安静は避けるべきです。

なぜなら、過度の安静は自律神経の症状を悪化させる可能性があるからです。

バレ・リュー症候群では、頚椎捻挫型と同じようになるべく元の生活をつづけることが推奨されます。

同じ理由で、頚椎カラーはなるべく早期に外すことが重要です。

なので、楽だからと言って長時間頚椎カラーを付けることはやめましょう。

⑤胸郭出口症候群型(TOS型)

交通事故、首の痛みに加え、背中や手にしびれが出るタイプです。

手の神経は首から肩を通り、腕の末端まで伸びています。

このタイプは肩の方で神経が引っ張られます。

症状はほとんど神経根型と同じです。

では、神経根型とどう違うのでしょうか?

簡単な分け方として、神経根型は首の動きによってしびれが強くなるのに対し、胸郭出口症候群型は肩の動きによってしびれが強くなります。

首でしびれが強くなれば神経根型、肩でしびれが強くなれば胸郭出口症候群型と分けても良いでしょう。

このあたりの判別は徒手検査などによって施術者が分けます。

リハビリでは施術前に検査を行い、どの位置で障害が起きているか、確認しつつリハビリを行います。例えば、検査を行い、胸筋部分に原因があればストレッチや日常生活での動作に対してアドバイスを行います。

⑥低髄液圧症候群

首の痛みに加え、

  • ・めまい

  • ・頭痛

  • ・吐き気

などの自律神経の症状や

  • ・眼の異常

  • ・集中力障害

  • ・記憶力障害

などと言った症状を合併するタイプです。

脳の周りにある「脳脊髄液」という液体が少なくなることによって生じると考えられていますが、その病態は不明な点が多く、バレ・リュー症候群型との判別が難しい場合があります。

リハビリにおいて、このタイプは横になると症状が改善する傾向にあります。

そのため事故後数日、症状が現れた時点で、水分を十分にとり、「頭を低くした」寝た状態で安静にします。

腹圧をかけないようにするため、あまり腹筋を入れないようにします。

頭痛が落ち着いてきたら、なるべく日常生活に戻れるように、起きれる時間を長くしましょう。

長期間治らない場合、頭のMRI検査を行い、異常を確認することもあります。

最後に・・・

むちうちは人によって症状が異なります。

また、治療方針もそれぞれ違いますので、先生と相談しながら適切なリハビリを進めましょう。

治療で一番大事なのは「患者さん自身が治ることに対して積極的になる」ということです。

口で「もう治らない」ということを繰り返し発言していくと実際に体が治りづらくなるという研究があります。

(現在慢性疼痛に有効とされる認知行動療法【CBT】は、そういった思考に対して、考え方のクセを変えるという治療です。必要な方には受けていただくこともあります)

また、毎日痛みのある場所を探すのも良くありません。

自分自身でも治るということに希望を持ちリハビリに望むことが回復を促進させますので、リハビリは希望を持って行いましょう。

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