側弯症

側弯症とは?
背骨を正面から見て、左右に曲がっている状態を側弯症といいます。弯曲の大小は、上下で最も傾いている背骨の角度を測定するコブ角という角度で判断を行います。この角度が10°以上であるものが側弯症と診断されます。
多くの側弯症は原因不明とされていますが、問題には必ず原因があるはずです。今回はカイロプラクティックでの側弯症の原因と対策についてお話していきます。
こんなお悩みはありませんか?
- すぐに疲れたという
- ズボンの片側がすり減ったり、スカートがくるくる回る
- 背骨や腰が片側だけ出ていて心配
- 学校の診断で側弯症と言われて心配
- 慢性的なコリや痛みがある

側弯症の原因
一般的に側弯症は突発性、先天性、神経筋性、二次性の4つに分類されます。そのうち突発性側弯症が最も多い側弯症ですが、その原因は特定されておらず、思春期の子供に多く、姿勢、運動不足、栄養不足、外傷・事故、ストレスといった外的要因ではないかと考えられています。
もし外的要因が原因だとしたら、なぜ側弯症になる人とならない人がいるのでしょうか。
ここで重要なことは、神経の働きと背骨の役割です。
背骨は主に3つの役割があります。1つは「体を支える」、2つめに「体を動かす」、3つめに「神経の保護」です。この中で最も重要な役割は「神経の保護」です。背骨の中には脳と体を繋ぐ脊髄が通っています。脊髄から身体の末端に向かって末梢神経が出ており、脊髄が損傷してしまうと、その部分から下の脊髄と末梢神経は機能しなくなります。末梢神経とは感覚神経、運動神経、自律神経すべてのことですから、機能しなくなることは一大事なので、脳は背骨を曲げてまで脊髄を守ろうとします。
カイロプラクティックではこれが側弯症の原因と考えます。

側弯症への施術
側弯症が悪化すると、腰痛や背中の痛み、呼吸機能の低下などの症状が現れることがありますが、国内の調査によると発生率は1~2%で、多くの場合、痛みや他の症状を伴うことはありません。
外見的には大きな変形が見られないことが多く、軽度の場合は経過観察が一般的ですが、角度が25°から50°の範囲の場合は、装具治療や運動療法などの治療をします。角度が50°を超える場合は手術が必要とされる基準です。
カイロプラクティックでは、側弯症は母親のお腹の中での胎児期から始まると考えます。子宮は仙骨に接続された靭帯によって支えられ、浮遊している状態です。仙骨や骨盤のバランスが崩れると、子宮がねじれ、それが胎児の背骨に影響を与える可能性があります。マタニティーカイロプラクティックは、母親の体のケアをすることで、側弯症予防につながります。
また、出産時の吸引や鉗子分娩、帝王切開などの医療介入により、自然な出産のリズムが乱され、母親にも胎児にも大きな負担を与えることがあります。
しかし、側弯症と診断された場合でも、神経機能が正常に保たれていれば、背骨の弯曲は心配いりません。
背骨の柔軟性は体の動きには不可欠で重要ではありますが、背骨の最も重要な役割は「神経の保護」です。この視点から、カイロプラクティックは、背骨をただまっすぐにするという目的で施術を行いません。
脳は神経を通して体とコミュニケーションを取っています。神経機能が正常であれば、脳は間違いを起こすことなく体にとって最善の選択をしてくれます。
側弯症の治療では、単に構造を整えるのではなく、神経機能の改善が重要です。そのため、神経機能を科学的に評価できる専門家による正確な治療が必要とされます。
OKA接骨院では自然治癒力を最大限発揮できる身体を目指し、神経圧迫箇所を科学的に特定する機械を使い、正確な施術を行うために400万件以上のデータに基づいた検査をしてから施術を行っていきますので、ぜひカイロプラクティックをご実感いただければと思います。本庄市・上里町・神川町・美里町でお困りの方はお気軽に当院にご相談ください。