橋本病(甲状腺機能低下症)

橋本病(甲状腺機能低下症)とは?
橋本病は自己免疫疾患の一種であり、成人女性の10%、そのうちの20%が甲状腺機能低下症を発症しています。甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンが不足する状態です。
甲状腺ホルモンは体全体の代謝を活性化させる役割を持ち、体温の調節や脳、胃腸の機能を促進するなど、体がエネルギーを生産し活動するのに不可欠です。
このホルモンは首の前面、喉仏の直下に位置する甲状腺で生成されます。
成人後に発症することが一般的ですが、先天性の場合もあり、それは「クレチン症」とも呼ばれます。発生頻度は出生児5000~6000人に1人と推測されています。
この疾患は症状が特徴的でなく、不定愁訴と間違えられやすいため、診断が遅れたり見逃されることがしばしばあります。その結果、多くの人が無自覚の状態でいることも少なくありません。代表的な症状として、無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作緩慢、記憶力低下、便秘などがあります。
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橋本病の原因
橋本病や甲状腺機能低下症は、甲状腺の機能が過剰に働くバセドウ病と同じく、なぜ免疫の異常が生じるのかはわかっていません。ただ、強いストレスや妊娠・出産、ヨード(ヨウ素)過剰摂取がきっかけではないかと考えられています。
もしストレスや妊娠、ヨウ素を多く含む食品やうがい薬が原因だとしたら、なぜ甲状腺機能が低下する人としない人がいるのでしょうか。
ここで肝心なことは、甲状腺機能低下症の原因として、外的要因に意識を向けることではなく、体の内に目を向けることです。
そこで、もっとも考えられる根本原因は自律神経の乱れです。脳と体は神経を通じて繋がっています。自律神経が機能していれば、体の代謝を保つために甲状腺ホルモンは自然と分泌されます。
脳と神経と体のサイクルに異常があると、どれだけ薬を飲んだり生活習慣を見直しストレスをなくしても根本的な改善にはなりません。
そもそも橋本病や甲状腺機能低下症は、体が危険な状態であることを知らせてくれている警告のサインです。外的要因だけではなく根本原因を解決させましょう。

橋本病への施術
一般的な治療法としてはチラーヂンという合成甲状腺ホルモン薬の内服です。
甲状腺機能低下症は一過性の場合もありますが、基本的には一生涯にわたって薬の内服が必要になります。しかし、内服することによって症状が緩和されることはあっても根本的な解決にはなりません。
甲状腺は、脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の影響を受けて甲状腺ホルモンを生成します。
理解しておく必要があるのは、チラーヂンは甲状腺機能低下症を治す薬ではなく、あくまで不足しているホルモンを補充する薬だということです。
甲状腺自体は首から出ている自律神経によって制御されていますが、神経伝達が妨げられると、脳が正確な情報を得ることができず、甲状腺の機能に問題が生じます。
カイロプラクティックでは、脳が体の状態を正確に把握するために、神経伝達の阻害を取り除くことにより自然治癒力を最大限に発揮させることを目指します。これにより、神経伝達が正常化され、脳の対応によって体が自らの症状を改善していきます。
甲状腺機能低下症は、ホルモンバランスの乱れを示す重要なサインです。このサインを単に薬でかき消すのではなく、体の内に目を向けて根本原因を解決することが、真の健康を取り戻す鍵です。
OKA接骨院では自然治癒力を最大限発揮できる身体を目指し、神経圧迫箇所を科学的に特定する機械を使い、正確な施術を行うために400万件以上のデータに基づいた検査をしてから施術を行っていきますので、ぜひカイロプラクティックをご実感いただければと思います。本庄市・上里町・神川町・美里町でお困りの方はお気軽に当院にご相談ください。